いっしょに子育て しましょう♪

消毒なしで使える哺乳瓶

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今日、co-op deli(コープみらい)のチラシ Baby&Kide」 を見ていたら、

消毒なしで使える哺乳瓶に出会いました



お出かけや、夜間の眠い時、消毒が間に合わない時、防災グッツに使えますね。



日進月歩でいろいろな便利グッツが開発されますねヽ(^o^)丿



① chu-bo! (チューボ) お出かけ用哺乳ボトル



② bibi お出かけ用ミルクボトル



③ Clovis Baby(クロビスベビー) 使い捨て哺乳瓶



➃ 携帯用使い捨て哺乳器 プレミアム <ドロップインシステム>



チラシに載っていたのは①です。

アマゾンには①~➃がありました。

右のサイドバーに①~➃のリンクあります



   







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離乳食の始める時期☆哺乳瓶を嫌うので困る

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 2008年7月12日追記 低アレルギー性ミルクについて

 ラクテーションコンサルタントの学びをしている職場のスタッフに調べてもらいました。

 確かに、ペプチドの大きさのミルクでは、アレルギーになる可能性はあるそうです。しかし、低アレルギー性のミルクでは、さまざまなアレルゲンを取り除いているために、必要なビタミンの配合まで少ない状態になっていて、オムツかぶれや皮膚炎を起こしやすくなるそうなのです。低アレルギー性ミルクを使っている赤ちゃんで見られるのが、水溶性ビオチン酸(ビタミンB群に属する)不足によるアトピー性皮膚炎や亜鉛欠乏性皮膚炎に似た皮膚の炎症症状なのだそうです。 詳しくは、『よくわかる母乳育児』水野克己氏著 2007年へるす出版発行 に書いてあります。



 この水野先生がおっしゃるには、「低アレルギー性ミルクは、アレルギーと誤解されやすい症状が出ることがあるため、小児科のアレルギーの専門医に‘アレルギー’と診断されてから使うべきである」とのことでした。



2010年1月30日追記「低アレルギー性ミルクについて」

ラクテーションコンサルタントの学びをしている職場のスタッフに最近の研修について教えてもらいました。



低アレルギー性ミルクは、あくまでも小児科のアレルギーの専門医に‘アレルギー’と診断されてから使うべきであるということで、次の症例を紹介されたそうです。



「母親がアレルギーがあるとのことで、赤ちゃんには生まれた時からアレルギー性のミルクを飲ませたそうです。その際、母乳は全く与えられていなかったそうです。

離乳食もアレルギー除去食を食べさせていたそうですが、保育園に通い始めてそこで健康に良いと考えられたご飯(穀物)を食べた所、アナフィラキシーショックになったのだそうです。



考えられることは、穀物にも少量ではあるがタンパク質が含まれており、それまでにたんぱく質を与えられていなかったことで赤ちゃんの身体にはタンパク質に対する消化吸収の機能がつくられていなかったため、激しいアレルギー症状が急激に起こってしまったのではないか」ということだそうです。



適切な時期に適切な消化吸収機能を得るために赤ちゃんにとって一番良いのは、母乳であり、アレルギー性ミルクは栄養不足になる可能性があるため注意が必要であり、また使い方を間違えると上記のようなアレルギーを防ぎたかったのにひどいアレルギーにしてしまうという真逆のことになってしまうことがあるようです。







    離乳食の始める時期が変わって来ているようです 





 

 13年前の離乳食の進め方は、‘3ヶ月で果汁・4ヶ月でじゃが芋のどろどろのものスプーン1さじ/1回/1日から始め、舌の動かしかし方や飲み込み方を見ながら量や食材の種類を増やし、6ヶ月で2回・9ヶ月で3回食。食べる量が増えたら、10ヶ月位で哺乳瓶は止めましょう’と指導を受けました。

 

 しかし最近では、アレルギーを持つ方が増えたので、たんぱく質の与え方が慎重になったようです。そしてそれに伴って、離乳食を始める時期が遅くなったようです。





「 離乳時期を無理に早めると、赤ちゃんは、たんぱく質の消化酵素が十分分泌されていないので、消化が不十分でアミノ酸にまで分解されない「ペプチド」という物質が残ります。



これは細菌のからだの表面にある突き出した手と同じ構造物であるため、体内の白血球が細菌と間違い、攻撃してアレルギー反応を起こします。



赤ちゃんの未熟で薄く、しっかりできていない腸壁の「大きめの穴」からペプチドが吸収されてしまい、アレルギーを起こすらしいことが最近分かってきました。大人のしっかりできた腸壁ではペプチドからさらにアミノ酸まで分解されてから吸収されます。



つまり、アミノ酸まで完全に分解する力がつき、腸壁の穴が小さくなり、ペプチドが吸収されないようになってから離乳食を与えればアレルギーの予防になるといわれています。



そのためアメリカでは離乳食を与える時期を最近極端に遅らせるようになってきたといわれます。離乳に際して、特にたんぱく質の多い食品はあせらずに進めた方が良いでしょう。



既製品のベビーフードに卵や牛乳、乳製品が何らかの形で含まれていたり、(裏ごし野菜に乳製品が入っている:生後2-3ヶ月頃から使用OKのもの)、母親が、妊娠中や授乳中に卵・卵製品、牛乳・乳製品の過剰摂取をしているなど、卵や牛乳の早期摂取がアレルギーの発症を促進させていることが、臨床的にも実験的にも裏づけされているようです。





離乳食を始める目安



・ 赤ちゃんの「提舌反射」はなくなりましたか。赤ちゃんの口は、物が入ると舌で押し出すようになっています。これは 提舌反射と呼ばれる原始的な反応でお乳を飲むための口の動きです。この反応が完全に消えるのは5ヶ月頃です。



・ 赤ちゃんの首の座りはしっかりしていますか?また、支えてあげると座れますか。



・ 食べ物を見せると、口を開けたり、つかもうとしますか。



・ 授乳の際に気が散ったり時間がかかるようになりましたか。」



上記「」内英語本.comより(2008年4月3日追記)





 離乳食については、生後4ヶ月の保健所での健診の時に進め方のお話があります。現在は、生後5ヶ月から離乳食を始めるようにお話があるそうです。

 

 アレルギーに慎重な医師や病院や施設によっては、6ヶ月からと言う所もあるらしいので、一般的には5~6ヶ月から始めるという考えが主流のようです。(WHOの指針は「6ヶ月間は母乳のみを与え、母乳は2歳以上続ける事が好ましい」としているので、6ヶ月からという所はWHOの考えにそって行っているのだと思います。 )9~10ヶ月で2回に進め、1歳で3回食に進みます。



詳しくは、みみりん助産師さんの離乳食のページをご覧下さいね。

  

 赤ちゃんは4~5ヶ月になると、よだれが出るようになり、他の人が食べているのを見ると食べたがるようになります。活動量も増えて来ます。

 個人差があると思いますが、もしも母乳やミルクだけでは腹持ちが悪そうですぐにお腹が空いて泣くようであれば(生後4~5ヶ月で母乳やミルクを与える時間の間隔が2~3時間開かないようであれば)、私の考えでは、スープやじゃがいもから少しずつ始めても良いように思います。たんぱく質やそばや家族が持つ食物アレルギーの素材などを与える時期だけを遅くすれば良いのだと思います。



 赤ちゃん(乳幼児)の保育の基本は、良く寝る・良く食べる・良く遊ぶです。この3つが順調に行く事が大事です。空腹感が頻回になり泣く事が多い状態では、この基本のバランスがくずれてしまいます。お母さんだってこの事だけやっていれば良い訳ではないので、赤ちゃんが2~3時間は続けて寝てくれないと、他の事も出来ないし、疲れてイライラしてしまうでしょう。

 離乳食の進め方については、他のお子さんと比べないで、ご自分のお子さんのこの3つが上手く行っているかどうかで判断してほしいと思います。

 

 アレルギーには個人差があるので、アレルギーの主治医やその施設のスタッフや保健所の栄養士さんなどより離乳食も個人的に指導を受けた方が良いと思います。

 

 アレルギーの無い方はそれほど神経質になる事は無く、離乳食が終了する頃には、たんぱく質も含めた食材をバランス良く食べさせる事が大切です。



 (o^-^)o  それから、以上のような事から、自分の母親(祖母)とも離乳食の開始時期についての考えの違いが存在する可能性があります。昔はそれで問題なくやってきている事なので、祖母の考えを否定する事なく、上手にお互いの考えを調節して、赤ちゃんにとって一番良い方法で行ってあげて下さいね。 o(^-^o)

 



 ちなみに乳児の摂食機能の発達は、



(昭和大学歯学部口腔衛生学教室 田村講師・向井教授 助産婦雑誌2002年11月号より)

 

 生後5~6ヶ月頃・・顎のコントロールが出来るようになり、口唇と舌の動きによって食物を取り込めるようになる。

 生後7~8ヶ月頃・・舌と口蓋前方部で軟らかい食物を押しつぶす事が出来るようになる。下顎の随意的な動きの発達と舌筋の発達によって押しつぶす事の出来る食品も順次硬さを増していく。

 生後9~11ヶ月頃・・舌と口蓋で押しつぶせない食物を、将来臼歯が生えてくる部分の所に運び、すりつぶして唾液と混ぜ合わせて食塊をつくり、飲み込む事ができるようになる。

 口唇圧の発達過程のパターンは、一様ではなく個人差が見られる。摂食機能獲得後も徐々に口唇の力が増し、3歳頃に安定する。 従って幼児期においては、機能と力のバランスを見ながら、個人個人に応じた食事の進め方をしていく必要があろう。



                   でした。o(^-^o)





2008年4月3日追記

次のコメントを2008年03月25日にいただきました。同じようにお困りの方がいらっしゃると思いますので、ここに掲載いたします。



出産時にお世話になった、志村です。

その節は、ありがとうございました。



赤ちゃんは、もう3ヶ月になりますが、最近ミルクを飲んでくれません。

体重の増えも、このところ良くないようです。

母乳だけでは足りないようだし、来月からぼちぼち仕事に復帰しますので、ミルクを飲んでくれないと困るのですが、何か良い案はありませんか?ミルクや哺乳瓶も色々変えてみたのですが、全然だめでした。

教えてください。」




 大変ながら頑張っているご様子、お疲れ様です。

赤ちゃんがミルクを飲まず困っていらっしゃるのですね。

2ヶ月を過ぎると、赤ちゃんの好みがはっきりするようで、母乳かミルク(哺乳瓶)かを選ぶことが多いようです。



 我が家の3番目だけは、母乳が好きだったので、1歳半で4番目を妊娠するまで母乳を飲んでいました。(後の3人は2ヶ月以降ミルクを選びました。)

 

 産後3ヶ月目からは仕事に出ていたので、日中は母乳相談室の哺乳瓶(乳房に近い形に作ってあります)でミルクを飲んでいました。

 ミルクはずっと(株)アイクレオ(元、株・日本ワイス)のミルクです。成分を比較すると、当時は一番母乳に近い成分や粒子にしていたミルクです。



 しかし、保育園でも5歳児で既に花粉症で薬を飲んでいる子どもが少なくても4人(17人中)はいるので、少しでも母乳を続けられるようであれば母乳を続けた方が良いと最近思いました。(2010年1月30日変更)



 母乳に関しては、自宅でおばあちゃんが見てくださるのなら、母乳を搾っておき、温めて飲ませてもらうという方法もあります。冷蔵庫なら6時間もちます。(もっともつかもしれませんが、細菌繁殖のことを配慮し、病院ではこのくらいに設定しています)凍らせれば6ヶ月持ちます。

 

 それから、昼はミルクで、夜は母乳ということも可能だと思います。

ただし、「ミルクの飲みは悪い」と言われるとは思います。それでも、それしか飲めないことが分かれば何とか我慢して飲むようになるように思いました。保育士さんには、「昼の飲む量が少ないので、夜いっぱい飲んでね」といつも言われていました。

 私が預けた保育園は、哺乳瓶やミルクの持ち込みが可能だったので、家で使っているものと同じものを保育園用に多めに買って持って行きました。



 母乳の量が多いうちは、昼に1度搾る必要があります。しかし、そのうちに搾らなくて良いくらいの分泌の量になります。昼に搾らなくなると母乳の量がだんだんに減ってくるので、夜は何度も起きられて、そのたびに母乳を口に入れさせていました。添い寝で行うので口に入れたとたん私は寝てしまっていたとは思いますが・・。



 寝不足ぎみではありますが、母乳を飲ませていた子どもが一番熱を出さずに過ごせました。一番抗生剤を飲まずにすんだともいえます。



 これは余談ですが、道路沿いに住んでから、上2人は慢性鼻炎になりました。耳鼻科で出された抗生剤もあまり効き目がありません。アレルギー性なのかも知れませんが、小さい時に抗生剤をあまりにも予防的に飲ませすぎたな・・と反省しています。(これに関しては、牛乳を家で飲ませなくなったら、1年弱くらいで症状が全くなくなりました。学校では飲んでいます。牛乳の飲ませすぎだったようです。料理に使いたい時は豆乳を使っています。今家に常備しているのは、野菜ジュースです。・・・本当に無駄に抗生剤を飲ませてしまいました・・・。2010年1月30日)



 働きながら、母乳を続けることは、本当に大変だと思います。でも、混合で良いから、少しの量でもいいから飲ませ続けた方がお子さんの将来の体のためにはいいのではないかとは思います。

 

 初めは嫌がるかも知れませんが、ずっと同じものを同じタイミングで与えていれば、そのうち子どもがなれてくるのではないかな・・・と思います。





早速、母乳相談室を使ってみましたが、今日はだめでした。その代わり、気まぐれか母乳実感でミルクを飲んでくれました。夜よく眠るようになり、その分授乳の回数が減ったせいで、母乳の出が悪くなってしまったのかな?と考えています。もしミルクをあまり飲まなかっ場合、4ヶ月頃から離乳食を始めてもよいのでしょうか?」







ミルク飲んでくれてよかったですね。

私が子育てをしていた頃は、4~5ヶ月で離乳食を始めていました。しかし、今は、6ヶ月以降になっているようです。



基本的には、唾液が出始めて、スプーンから食べようとしたり、もぐもぐしたり、上手く飲み込めるのであれば大丈夫とは思います。それから、食べた後下痢をしなければ大丈夫でしょう。



唾液の出方には個人差があるようです。



保育園に入れれば、離乳食を子どもの成長に合わせて始めて行ってもらえるので、楽で、助かりますよね。



ウイメンズパークやmixやピジョンインフォのサイトを見ましたら、哺乳瓶を嫌うというお悩みが結構あって、皆さん哺乳ビンの種類を試したり、ミルクの種類を変えたりしていらっしゃるようでした。



4ヶ月の方では、スプーンやコップでミルクを試しているという方もいました。



5ヶ月の方では、ストロー付きのマグで飲ませている方もいました。マグにはストローよりも前の段階ののみ口もあるので、ストローがまだ無理なら、試してはどうかと書いてありました。



ミルトンで消毒すると、塩に変化して、ミルクがしょっぱくなるので、レンジ他の方がよいかもと、書いている方もいました。



他には、お母さんがいると哺乳瓶から飲んでくれないから、お母さんが姿を隠して、お父さんやおばあちゃんが飲ませてみると飲んでくれるとも書いてありました。



お腹が空いた時に飲ませると飲んでくれる。



おっぱいを少し飲ませたあと、ミルクに上手くすりかえると飲んでくれたという方もいました。



悩んでいる方は多いようですが、全く飲まないということは無いようですから、その時飲まなくても次お腹空いたら飲むと思うので、気楽にかまえていても大丈夫のように思います。





昨日、英語.comのサイトを見たら、赤ちゃんの消化が十分に行われないうちに離乳食(特にたんぱく質)を始めると、アレルギーになりやすくなると書いてありました。たんぱく質を与えるのは、7ヶ月以降にした方が無難かもしれません。(アレルギーを起こしやすい卵牛乳などは1歳以降の方が無難)



4月4日追記 昨夜メールをいただきました。

「不思議な事に3日前からミルクを飲み始めました。ほ乳瓶は以前から使用している母乳実感です。といっても、母乳中心なので1日で150mlくらいですが。今日から仕事に戻りましたので、ちょっと安心しました。今後どうなるかわかりませんが、経過観察してみます。」



p(^^)q 経過を教えていただいてありがとうございした。今後もよろしくお願いいたします。お仕事無理しない程度にがんばってくださいね。





2008年4月11日追記

以下のサイトがありました。



アレルギーを予防する離乳食の考え方:母乳から食べ物へ



アレルギーと環境



★自然逸品店長 瓜生和徳(o^_^o)のためになる今週の食養



母乳☆☆☆

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2010年2月4日追記 自然食品に関するサイト

 

『ふみまるのおっぱいいくじはたのしいよ』

(母乳に良い食事悪い食事の一覧表あり)

『もぐもぐ共和国アトピー&アレルギーを持つ子どものためのメガストア』『(楽天市場)アレルギー生活改善総合研究所』

『(楽天市場)無農薬野菜の宅配ミレー』



『ドイツ・マリエン薬局 自然療法ショップ』(授乳・乳腺炎対策ブレンド(ハーブティ)ほか)





石けん洗剤シャンプーなどに関するサイト

『シャボン玉石けん(シャボン玉石けん株)』

『パックスナチュロン(太陽サービス株)』

『アラウ』





2009年6月25日メディカ出版発行の『母乳育児支援ブック』NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会代表理事涌谷桐子氏編集と、『母乳と環境 安心して子育てをするために』日本人初の国際認定ラクテーション・コンサルタント 本郷寛子氏著 2009年7月3日岩波書店発行より、

母乳についての新しい知識です。





母乳を与えている母親は、1回の睡眠時間は短くとも、オキシトシンの働きによってより質の高い睡眠が得られている。



母乳の消化時間は短く、胃の中の半減期は47分(人工乳は65分)。



<新生児の胃の大きさ>

生後24時間で5~7ml(ビー玉大)

生後10日で60~81ml(大きめの鶏卵大)

母乳の分泌に見合った大きさに成長します。



母乳の出をよくするためには、1日に8~12回、もしくはそれ以上の授乳が必要です。赤ちゃんが飲めば飲むほど母乳はよく出るようになります。1回の授乳に要する時間も、1日の回数も制限する必要はありません。乳頭裂傷を予防するための授乳の制限は根拠に欠けます。乳頭トラブルの予防は、適切なラッチ・オンとポジショニングのみであり、授乳時間の長さではありません。



適切なラッチ・オン→赤ちゃんをお母さんの体と向かい合わせて、ぴったりと抱っこし、おっぱいを深く吸いつかせる。その際、赤ちゃんの上下の唇の角度は、130~150度くらい大きく開いて、特に赤ちゃんの下あごができるだけ多くの乳房を含み、ゆっくりとあごを動かしながら「ごくごく」飲めていることが大切です。



赤ちゃんが片方のおっぱいを長く飲み続けることで、後乳と呼ばれる脂肪分を多く含むカロリーの高い母乳を飲むことができます。この脂肪分が、赤ちゃんの体重を増加させたり、便になって排泄されることで黄疸の軽減に貢献することが分かってきました。ですから、赤ちゃんが満足しておっぱいを離すまで片方のおっぱいを飲ませてから、もう片方のおっぱいに替えるようにします。

片方の授乳だけで終わった時は、次の授乳をもう片方のおっぱいから始めましょう。授乳しなかった方のおっぱいが張って痛ければ、楽になる程度に搾っておくとよいでしょう。



母乳を与える基本は、赤ちゃんのペースで、いつでも、いくらでも、です。

そして、母乳がどれくらい産生されるかは、おっぱいからどれくらい母乳が外に出たか(乳房の中がどれくらい空に近いか)で決まります。つまり、赤ちゃんの需要に応じて、母乳は供給されるのです。



赤ちゃんに授乳するタイミングは、赤ちゃんが飲みたがっているサインを出した時で、‘泣くこと’は遅めのサインです。



赤ちゃんの満足度を高めるためには、飲みたいサインを早めにキャッチすることが大切のようです。出産直後から赤ちゃんの側にいて、赤ちゃんとの信頼関係を築きましょう。



<乳汁分泌の生理>

分娩前には、血中プロラクチンの濃度が非任時の約10倍になる。しかし、胎盤から分泌される多量のエストロゲン・プロゲステロン・hPLによりプロラクチンの作用は抑制されている。



出産後、胎盤が娩出されると上記3つのホルモンが急激に低下することにより、プロラクチンの作用が働き始め、本格的に母乳を産生する。そして、児がおっぱいを吸う度に脊髄神経を通って脳に送られる信号によって、プロラクチンが血液中に分泌され母乳が産生される。また、オキシトシンが乳腺の周囲にある筋肉を収縮させて乳汁を乳管に押し出す働きをする。



産後1~2日は、胎盤由来のホルモンが消出する期間であるため、初乳の分泌は少ない。出産直後から頻回に授乳するほど乳汁の分泌量が増加する。



産後36~96時間頃から、腺胞細胞が膨張する。産後1日後半から4日目にかけて、乳汁の分泌量が急激に増加する。この時、乳房緊満感と痛みを感じることがある。赤ちゃんの欲求に合わせた授乳ができず、乳汁が乳房から取り除かれていない場合は、乳房の緊満が強くなり、疼痛、熱感、発赤、浮腫、腫脹、微熱(38.4℃以下)などを伴う病的緊満に移行する。



出産直後から適切なラッチ・オンの体勢で頻回授乳を行い、病的緊満を予防する事が大切だそうです。「母乳育児成功のための10か条」は、病的緊満を予防するうえでも効果的な支援と考えられています。



頻回に授乳している場合は、産後1週間で分娩時の約半分のプロラクチン濃度を保つ。しかし、乳頭への刺激がない場合は、産後2週間で非妊娠時の濃度にまで低下する。



プロラクチン濃度は、授乳や搾乳ごとに2倍に上昇し、その後45分で低下していく。24時間に8回以上と授乳の回数が多い方が、次回までの血中プロラクチンの濃度を高値に保つことができる。このことが乳汁分泌の増加につながる。



産後9日以降、乳汁産生量(供給)を調節するのは、授乳や搾乳によって乳汁が母乳から取り去られた量(需要)による。需要が増せば供給が増加し、需要が減れば供給が減る。



また、オキシトシンは、赤ちゃんがおっぱいを吸う刺激や母親が赤ちゃんのことを考える、泣き声、赤ちゃんのにおいなどに反応して分泌する。オキシトシンは、抹消の血流を増加させ皮膚温を上げたり、鎮静作用や愛着行動の促進作用もある。



<赤ちゃんが母乳を十分量飲めているかの見分け方>

母乳の量が増えてくる生後3~4日を過ぎて、1日に尿で紙おむつ5~6枚がぬれていること。

生後3日~6週間ほどまでは、1日に3~5回以上便(うんち)が出ること。(6週間以上たつと、1週間に1回しか便が出ないという子もいますが、やわらかく多量の便であれば、問題ありません)



<赤ちゃんの急成長の時期>

母乳で育てていると、赤ちゃんがおっぱいを求める頻度が、それまでに比べて突然に増えることがあります。

生後2~3週間目、6週間目、3ヶ月目にくることが多いです。

成長にともない母乳がより必要となった赤ちゃんが、何度もおっぱいを吸うことによって量を増やしているのです。時間や間隔を気にせず何回でも吸わせていれば、その刺激と乳房が空に近くなることで分泌量が増え、次第に需要と供給が合ってきます。





ただし、身体的あるいは精神的な理由で母乳の量が赤ちゃんの必要量だけ出るようにならないお母さんもいます。その場合、粉ミルクを足しながら少しづつでも母乳をあげ続けることができると、その期間が長ければ長いだけ赤ちゃんへの恩恵は大きいものです。



赤ちゃん側の理由で母乳を与えることができない疾患もあります。母乳中の糖の一種であるガラクトースを代謝する酵素を先天的持っていない「ガラクトース血症」の赤ちゃんの場合は、治療としてガラクトースを除去したミルクを与える必要があります。



お母さんがHIV(AIDSを発症するウイルス)陽性で赤ちゃんが陰性の場合、WHOのガイドラインは、安全な母乳の代用品(粉ミルク)が手に入る国では母乳育児を勧めていません。しかし、「安全な粉ミルクが購入できる価格、安全で清潔な水や哺乳瓶などの確保」ができない国においては、母乳だけで育てることが推奨されています。混合栄養の方が母乳だけで育てたよりもHIVへの感染率が高くなるというデータがあること、HIVに感染して死亡するよりも母乳を与えないで下痢などの感染症で死亡する率の方が高いことがわかっているからです。



ATL(成人T細胞白血病)という疾患もあります。感染した場合、20~50人に1人が、40~50年の潜伏期間を経て発病する可能性があります。母乳を通じて感染する可能性があるウイルスなので、陽性である場合、母乳を選択しないお母さんもいます。母乳で育てる期間が生後6ヶ月未満だとミルクで育てる場合と比べても感染率にあまり差はないというデータもあり、短期間の母乳育児をするお母さんもいます。

なお、母乳をマイナス20℃で12時間凍結すると、このウイルスが死滅する可能性が高いこともわかっています。





アルコールは、体重50kgの女性の場合、350mlの缶ビール1缶かグラス1杯のワインを時々飲む程度であれば、2~3時間で代謝されるので許容範囲。それでも、アルコールの血中濃度が高い時期(30分~1時間半)に授乳するのは控えた方がよいでしょう。



タバコはやめるに越したことはありません。しかし、禁煙できないからといって、粉ミルクに替えて喫煙を続けると、赤ちゃんに呼吸器疾患をはじめとした健康上のリスクが高まります。受動喫煙の害の方が大きいことが分かっていますので、やめられない場合は、赤ちゃんと離れて戸外で吸い、手洗い・上着を着替えるなどの工夫をして、できるだけ害を少なくするようにします。



カフェインは摂り過ぎると赤ちゃんの機嫌が悪くなったり、体重の増え方が少なくなったりすることがありますが、1日にコーヒーカップ5杯(約750ml)くらいなら、ほとんど影響はないとされています。



アトピー性皮膚炎との関係→母乳だけで育てた方が予防効果がある。(アメリカ皮膚科学会誌)



ダイオキシンと心身発達との関係→ダイオキシンは、母親の脂肪に蓄積し、胎内においても胎盤を通過すると言われています。母乳のダイオキシン濃度が高かった場合、その児は胎内から高濃度のダイオキシンの影響を受けていたと考えられます。しかし、母乳のダイオキシン濃度が高くても心身発達指数のデータにおいては粉ミルクとあまり違いはなく、むしろ生後4ヶ月以上継続して母乳を飲んでいる場合には、発達の指数がミルクを飲んでいるよりも向上することが分かっています。母乳の利点によって、胎内からの悪影響は相殺された可能性が示唆されています。





<母乳中の成分と機能例>

(母乳中の機能性たんぱく質)

IgA IgG IgM(免疫物質)

α-ラクトアルブミン(母乳の産生の調節、がん細胞を殺す)

ラクトフェリン(鉄の運搬と吸収の補助、抗菌作用)

リゾチーム(酵素、バクテリアや細菌から守る)

リパーゼ(脂肪分解酵素)

成長因子(細胞の成長と増殖の調節)

プロラクチン(ホルモン、抗炎症作用など)



(抗酸化物質…人体を毒素から守る)

酵素類

ラクトフェリン

ビタミン類

L-ヒスチジン(必須アミノ酸)



母乳を飲む限り、赤ちゃんは栄養も免疫も適切なものを得る事ができます。

新生児が初乳を飲むと、IgAが腸粘膜の上皮細胞の上に広がり、細菌やウイルス感染から赤ちゃんを守ります。また、また腸管からのアレルギーの原因となる異種タンパク分子の進入を防ぎます。



母乳中のIgAは、免疫機能の発達を促すので、やがて赤ちゃんが自分の胃腸内でIgAを作り出しよりしっかり自分の体を守れるように働きかけます。赤ちゃんが自分でIgAを作れるようになるまでには数ヶ月かかるので、母乳以外のもの(粉ミルクも異種タンパクです)を早くに与えると、アレルギー発症のリスクを高めてしまいかねません。アレルギー家系の赤ちゃんは、平均よりIgAを作り出す時期が遅いとも言われています。



母親が母乳育児を望んでいるならば、お父さんは、母乳を与えやすい環境をつくる支援をしてあげる事が大切です。食事作りや掃除、洗濯などの家事は、何よりも母乳育児への支援になります。おむつを替えたり、抱っこをしたり、ゲップをさせたり、遊んであげたりすることによって、父親と赤ちゃんとの絆も深まっていきます。「忙しくてできない」というお父さんは、まずは、自分のことは自分でする、「よく頑張っているね」といたわりの言葉をかけることが大切でしょう。





<母乳育児を支援している主な団体>



ラ・レーチェ・リーグ日本(LLL日本)

NPO法人日本ラクテーション・コンサルタント協会(JALC)

母乳育児支援ネットワーク(BSNJapan)

日本母乳の会

母乳 ☆

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2009年2月6日修正2009年7月12日修正追記



赤ちゃんや子どもの周囲の研究が進んで、私が自分の子どもに行ってきたミルク哺乳には問題がある花粉症やアトピーや喘息や鼻炎などのアレルギーおよびメタボリック症候群になります)ことが、さまざまな本や専門誌に明記されるようになりました。



我が家のミルクで育った子どもにも慢性鼻炎があります。



しかし、いくら母乳が良いと分かっていても、どうしても母乳で育てられない方もいらっしゃることでしょう。

私は、そのような方を追い詰めたり、非難するつもりはありません。

何らかの問題はあるにしろ、ミルクでも子どもは立派に育ちます。



子育てには、いろいろな部分からのアプローチが必要です。

母乳も大切ですが、その後の離乳食も食事も、スキンシップも話しかけなどのコミュニケーションも大切です。ですから、母乳育児が十分にできなかった方は、他の部分で頑張って頂けたらと思います。



ここでは、母乳育児の知識の普及を図りたいと思います。

知らなくてミルクを容易に選択してしまう方を減らしたいと考えます。


そして、できる限り多くの方が赤ちゃんを母乳でお育てになることを願います。

              



<参考文献>



赤ちゃん学81~101

『病院出産が子どもをおかしくする』 奥村紀一氏著 2008年1月洋泉社発行

『よくわかる母乳育児』 水野克己氏ほか著 2007年9月へるす出版発行

『助産師のための母乳育児セミナー』1996・1999講演集 ふれあいゼミナール発行

『母乳不足をどうとらえるか』2002発行日本母子ケア研究会発行



<母乳で育てるために>

 

 母乳育児とはいっても、ミルクを一滴も与えず、完全に母乳だけで育てるにはお母さんの強い意志と覚悟が必要です。そして、スムーズな母乳育児を進めるためには、赤ちゃんが満期で出生し、その体重も2500g以上で、元気に出生直後からお母さんの乳頭に吸いつくことが必要です。



*なぜ2500g以上必要か…母乳が分泌し始めるまでの間に赤ちゃんの生理的体重減少が起こります。低出生体重児の場合、この体重減少が大きすぎると赤ちゃんにとってリスクが大きいため、ミルクを足す確立が高くなります。小児科の方針で、低出生体重児には完全母乳は許可しない施設もあります。





Ⅰ.妊娠中の過ごし方



①タバコを吸わない。(お腹の赤ちゃんに十分な酸素や必要な栄養分を送り、低出生体重児での出産を避けるため)



②早産しないよう気をつける…早産は母子隔離の可能性が高くなり、直接授乳ができるまで期間があいてしまうため



③食事

・魚…いわし・さば・さんま・ぶり・にしん・あじ・ツナ(缶)などを週に340g以上食べる…胎児の脳の発達を助け、胎児の体重も増やす



・ご飯・味噌汁・野菜・海産物・(豆類:豆アレルギーのある方は避ける)などの質素なものが良い…母児ともに体に良く、アレルギーを避けられる。母乳の出も良くなる。



・肉・卵・乳製品などを多く摂取すると、自分と子どもの両方にアレルギーをつくりだしてしまうので注意する。



・塩分は取り過ぎない…水分を余計に体内に引き込み、むくみや血圧を高くしたり、腎臓へ負担をかける原因になるため。



・なるべく体に安心な食材を選ぶ。インスタント食品はなるべく避ける。



④乳頭マッサージ…37週に入ったら、5~6個乳腺の穴が開いてにじむようになるよう、できるだけ毎日左右それぞれ5~10分くらい行ってください。乳頭が陥没していたり、短めと思われる方は、母親学級・両親学級や28週の頃の外来受診時に、看護師や助産師にマッサージの仕方を教えてもらう事をおすすめします。



*乳頭が陥没していたり、短めだったりすると、赤ちゃんの舌に乳頭をうまく乗せることができないため、赤ちゃんが吸えるようになるまでに時間がかかります。妊娠37週からマッサージをして乳頭を柔らかく伸びをよくして頂けると、赤ちゃんが吸えるようになるまでの時間を短縮する事ができます。



ただし、胎盤が子宮の低い位置にある・前置胎盤・赤ちゃんが骨盤位・横位などで帝王切開予定と言われている方は、出血や破水を誘発すると困りますので(緊急帝王切開が必要になります)、乳頭マッサージは出産後から頑張ってもらった方が無難ですね。



⑤シャンプーや石鹸や洗剤、歯磨き粉などに合成洗剤を使わない。保湿クリームなども自然素材のものを選ぶ。



⑥お酒は飲まない・・・アルコールは胎児の脳に悪い影響を与えるようです。大人でも飲みすぎると脳が萎縮するそうです。





Ⅱ.陣痛開始~出産後2時間



陣痛とは、お腹の張りが10分以内に規則的になった事を言います。妊娠36週以降であれば正常範囲内と考えます。(週数が36週以前の場合や帝王切開の予定の方は、医師の指示に従ってくださいね)



経膣分娩の場合であれば、ご自分の可能なうちに(陣痛が強くなって自分でできなくなる前に)、乳頭マッサージを左右各30分くらい行うと、オキシトシンの分泌が増えて分娩時間を短くするよう助けますし、乳頭が柔らかくなり分娩直後の直接授乳がやりやすくなります。



分娩直後の直接授乳…病院での出産の場合、お母さんについては、胎盤の排出や外陰部の傷の処置などで、赤ちゃんについては、呼吸状態の観察や処置・計測他で、30分~1時間は経ってしまいます。できるだけ1時間以内には直接授乳とカンガルーケアができるよう心がけてはいます。お母さんの方からも「おっぱいを吸わせたい」と声をかけてみてください。2時間くらいは分娩室にいますので、赤ちゃんもお母さんも元気であれば、その間直接授乳やカンガルーケアをする事ができます。



Ⅲ.お部屋に戻ってから以降



助産院での出産なら、そのまま退院までずーっと赤ちゃんと一緒に過ごします。

病院では、その病院の方針によって違います。(事前に確認なさることをおすすめします)



病院での出産であっても、お母さんがお元気であれば、ずーっと赤ちゃんと一緒(母児同室)に過ごされることをおすすめします。



『胎教・入院中の母児同室と赤ちゃんの理解力』←母乳の事だけでなく他にも、母児同室することの意義があります。





お母さんの母乳は、出産しただけでは分泌してきません。赤ちゃんに何度もおっぱいを吸ってもらうことが必要です完全母乳育児を目指すのであれば、その回数は、出産後24時間以内に7回は必要と言われています。特に、夜間はプロラクチンの働きが活発になるので、夜間はサボらずに授乳する事が大切です。出産後数日間、夜間直接授乳を休んでいると母乳分泌量が増えてきません。



*ご自宅に帰ってから、日中のみの授乳にしていると母乳の分泌量が減少します。逆に、日中仕事で搾乳しなくてもよいくらい分泌量が減少しても、夕方~夜間~朝の授乳を続けていると子どもが2~3歳まででも分泌可能です。(吸わせている限り分泌するかもしれません)



出産直後からの母乳の与え方は、赤ちゃんが泣いて吸いつきそうなら何度でもくわえさせます。時間的な制限はありません。この時間にあげなくてはいけないという時間的な決まりもありません。



生まれたての赤ちゃんは、2~3時間は起きていますが、それ以降しばらく入眠(個人差はありますが4~6時間くらい)します。お母さんと添い寝をしお母さんの心臓の音を聞かせてもらうと赤ちゃんは安心して眠れるようです。



その後は、泣いたらオムツ・授乳・抱っこや添い寝の繰り返しになります。「寝たかな」と思えばすぐ泣くので、ずっとおっぱいをくわえさせているという感じになります。その度に座っての授乳は疲労が増すので、日中でも添い寝の状態で授乳することをおすすめします。座ると傷も痛いことが多いので、添い寝での授乳の方が楽のように思います。そして、日中でも赤ちゃんと一緒に眠れる時は寝てください。母乳育児を続けるためには、どうする事が自分は楽で良いのかを模索してください。



赤ちゃんが少々満足するくらいの量が分泌するようになるまでこの繰り返しで、お母さんよっては体力気力が限界とおっしゃる方もいらっしゃいます。完全母乳を貫き通すには、この時期のお母さんの強い意志が必要です。



ラクテーションコンサルタントの学びをしているスタッフによりますと、

授乳は、おっぱいを片方ずつを飲ませきる(空にする)ように行った方が、母乳の分泌量も増えるし、赤ちゃんの体重も増えるのだそうです。



赤ちゃんが満足しておっぱいを離すまで同じ方のおっぱいをくわえさせ、次の授乳時に反対のおっぱいを満足するまでくわえさせるという方法です。



すわせない方のおっぱいがたまり過ぎないのかと心配になるかもしれませんが、前述のようにしていると、分泌量もコントロールされていくそうです。



赤ちゃんがおっぱいを吸い始めて5分くらいでやっと分泌しなさいという指令がお母さんの脳から出て母乳が分泌し始める。おっぱいにたまっている前半に出てくる母乳成分は、乳糖や水分が多い薄い母乳。後半に出てくる母乳には脂肪分が多く含まれ濃い母乳で、これを飲むことによって赤ちゃんが満足感を得るし、体重が増える。だから、この濃い母乳を飲ませるために片方ずつの授乳の方法にした方が良いとのことです。



片方のおっぱいを空にするためには、ある程度の時間をすわせないと効果がでないですよね。






しかし、赤ちゃんに乳頭を吸われているうちに、乳頭が赤くなってひりひりしたり、乳頭付け根の亀裂や乳頭の水泡や水泡が破れて出血したりと乳頭のトラブルによる痛みで吸わせることを続けられなくなる方もいらっしゃいます。



乳頭のトラブルを予防するために、乳頭を柔らかくマッサージして、また、良く分泌させた後に乳輪部まで深くくわえさせること。抱き方を換えたり、くわえさせる方向を変えるなどして、乳頭にかかる負担を少なくすることが必要です。



それでも乳頭に傷ができてしまった場合は、短時間授乳にするか、直接授乳をお休みして、搾乳したものを与えるという方法になります。1回に20~30ml搾れれば母乳のみで乗り切れると思います。



それから、吸わせはじめの頃、乳頭に傷もないのに吸われると痛く感じる事があります。乳頭が硬いせいかもしれません。この痛みは吸われ続けているうちになくなります。



出産後2~3日くらいすると乳房全体がはり始めます。はりの強さに比例して痛みも強く感じます。そして、このはりは1~2日でおさまります。それ以降は、母乳の分泌量が増えて母乳がスムーズに出始めます。母乳がたまると乳房が硬くはり、授乳したり搾ったりするとその分乳房が柔らかくなるという状態になります。(この母乳がスムーズに出るようになるまでが結構痛いのです)



出産後4日くらいには、授乳時間の間隔も2~3時間と開いてきます。



<向き癖>



生まれた直後から向き癖のある赤ちゃんがいます。

お腹の中にいた時の入り方のせいか、狭い骨盤を通ってきた時のせいか、などなど理由はあると思います。



向き癖が強いと授乳する際に、抱っこのされ方で赤ちゃんが嫌がる方向が出てきます。



抱っこの仕方をいろいろ試してみる必要があります。



最終的には、向き癖を治してあげることが必要です。母子整体研究会の地域別会員の方や、母子整体研究会でベビー整体を研修した事がある看護師・助産師などにご相談下さい。



2009年5月・6月・7月に『プチブレスト』さんがベビー整体の研修会を予定しているようです。



それから、お母さんの体、例えば腕のひねりなどが、赤ちゃんを抱っこする時に、赤ちゃんが心地よい抱っこにできない場合もあるようです。これも、改善の体操がありますので、同様にご相談下さい。



赤ちゃんが良く泣いて育てにくいと感じる原因が、赤ちゃんの整体にもあることが分かってきています。





(帝王切開でお産した方の場合)



手術室からお部屋に戻ったら、ベットの上で添い寝の状態でおっぱいを吸わせていくことができます。添い寝の状態で一緒にいる事もできます。赤ちゃんを反対側へ移動するやおむつ交換など、ご自分でできない援助はスタッフが行ってくれます。



翌日には、お母さんも歩きます。傷の痛みはありますが、赤ちゃんのことでご自分でできることは、経膣分娩のお母さんとかわりありません。(時折、麻酔の影響で頭痛がおこることがあります。医師にご相談下さい。)



Ⅳ.退院後



個人差がありますが、(例えミルクを足したとしても)このように頻回授乳をしていると、7~10日位で母乳だけで間に合うようになることが多いです。日数が経つと、赤ちゃんの吸う力と飲む量も増えます。出産後1ヶ月で1回120~160mlくらい。



出産後2ヶ月になると、親も赤ちゃんも母乳の扱いに慣れ、母乳の出も良くなります。1回160~200mlくらい出るようになります。 直接授乳の後、不足分をミルクで足している方でも、昼夜頻回に吸わせていれば、出産後2ヶ月くらいには母乳だけで足りるようになると思います。



<母乳の分泌を良くするために>



Ⅰ.身体の血液循環を良くする



①夏でも温かい飲み物・食べ物をとる

②体を冷やさない



③授乳の前に、乳房の付け根(基底部)をよく動かす。

*胸周囲の血液循環を良くすると、顔の血行も良くなり、顔の皮膚の老化防止にもつながるそうです。



④姿勢を良くする。肩回しなどの体操を行って肩こりを予防する。

*肩こりがひどい方は、背中にホッカイロを貼ったり、整体的アプローチも必要かもしれません。



⑤骨盤を締める…骨盤高位にして締めることにより、下半身の血液の流れが良くなる。

*骨盤の締め方については、「骨盤と背骨について」をご覧下さい。



⑥タバコは吸わない…血管を細くして血液の循環が悪くなる。子どもがアレルギーを起こしやすくなる、他、本人や家族の病気を誘引する。

 

Ⅱ.食事内容



①乳製品・油っこいもの・ケーキなど甘いもの・肉類など脂っこいものは、乳腺をつまりやすくするので、なるべく避ける。

②その他、妊娠中の食事の注意点と同じ



おっぱいがおいしくないと、赤ちゃんが嫌がって飲まなかったり、乳頭をかんで抗議をしたり、夜泣きやぐずぐずの原因になったりすることもあるそうです。



Ⅲ.精神的安定を図る



産前産後の女性は、精神的に落ち込みやすい状況にあります。

その人のためを思って言った言葉でも、素直に受け止めるられない精神状態である方の方が多いかもしれません。

ご主人・実父・義父、特に、実母・義母の方々、母乳に関するコメントやアドバイスは避けて頂いた方が賢明のように思います。ストレスに感じて、出るはずの母乳も出なくなってしまいます。余計なことは言わず、見守ったり、赤ちゃんを抱っこしたり、オムツを取り換えてあげたりお母さんが十分な休養が取れるように家事の方を手伝ってあげて欲しいと思います。



最近、よく泣く赤ちゃんが増えたように感じます。

直接母乳を頻回にしても、抱っこをしても、よく泣きます。お母さんが耐え切れず、ミルクを足してもまたすぐに泣きます。



大人でもイライラして緊張が強いとなかなか寝つけませんよね。そこで‘足の指回し・足首回し・手の糸巻きまき回し、耳の後ろの首の所を指で暖める’をして、赤ちゃんの緊張をとき、おひな巻きをします。5分くらいそのまま、まーるく抱っこをしていると泣き止む場合が多いです。



それでもダメなら、母体音を聞かせ、おしゃぶりをくわえさせることがあります。



先日、ここまでやってもダメで、おしゃぶりをくわえさせたら、「ウチの主人が‘おしゃぶりはよくないから使わないように’と言うんで、使わないで下さい」とおっしゃるお母さんがいらしたんですね。



「分かりました。それでは、添い寝をしながらおっぱいをくわえさせてくださいね。」とお話したのです。



要するに、乳頭が痛くないのであれば、添い寝でおっぱいをくわえさせていればお腹もいっぱいのはずで、お母さんの側で安心できた赤ちゃんはそのうち満足して寝つくであろうと思います。



しかし、ここで、乳頭に傷ができ、痛みを伴っているのであれば、おしゃぶりに頼った方が、平和な時間を過ごせる可能性が高いわけです。



それとも、ここで、もっとミルクを足すことになってしまいますね・・・。



おしゃぶりが良いか悪いかと言われたら、決して良いとは言えません。完全母乳を推進しようとしている施設では、赤ちゃんが混乱を起こすからと、おしゃぶりも哺乳瓶もいっさい使いません。頼れるのは、お母さんのおっぱいとスプーンやぐい飲みくらいの小さいカップくらいでしょう。



お父さんの希望は理解できます。けれども、時にはそれはお母さんを追い詰める場合もあることを知って欲しいと思います。



完全母乳推進についてもそうです。推進できる状況の方とそうでない方がいらっしゃいます。



何が大切か。まずは、お母さんが前向きに楽しく育児を続けられること・・ですよね。



<私のおしゃぶりについての考え>



お母さんがおっぱいをくわえさせられるのであれば、使う必要はないと思います。

外出先ですぐにくわえさせられない状況の場合には、おしゃぶりで一時的にしのげるのであれば助かるとは思います。

しかし、歯がはえそうになったら、やめた方が良いでしょう。歯並びが悪くなる可能性があります。

それに、その頃には、赤ちゃんがなぜ泣いているかは、かなり理解できるようになっているのではないでしょうか。泣いている理由を取り除いてあげれば良いわけです。





<母乳育児と仕事の両立>



1歳まで育児休業をとる方が増えたので、働くお母さんも母乳オンリーで育てられる環境になりました。



産後8週間の休みで職場復帰した場合、またそれ以降でもおっぱいがはってきて痛い場合は、貯まったおっぱいを昼休みに搾る必要があります。おっぱいがはる場合は、帰宅前にも搾る必要があるかもしれません。



清潔に搾れる環境であれば、母乳パックに入れて、職場で凍らせ、自宅に持って帰ります。



母乳パックに入れた母乳は、保育園や赤ちゃんを日中お世話してもらう方に、解凍して哺乳瓶に入れ、哺乳瓶をお湯に入れて人肌くらいに温めて、赤ちゃんに飲ませてもらいましょう。



仕事が忙しいとおっぱいを搾る時間が取れない可能性もありますが、おっぱいが貯まりすぎて乳腺がつまると乳腺炎になることもありますので、痛みが少々楽になるくらいは搾りましょう。



乳房を吸われる刺激が減ると作られる母乳の量は減ってきます。それでも夕方~朝まで何回か吸わせていれば、母乳は出続けます。



母乳は免疫が入っているので、少しでも飲ませ続けていれば、お母さんがかかったことのある感染症にはかかり難い状態になります。子どもが熱を出すと、仕事の休みを調節しなければならなくなるので、できれば母乳を少しでも続けた方が熱を出す回数が少なくてすむと思います。



 

生後7~8ヶ月からは離乳食が始まります。離乳食の回数が増えると必要な母乳の量も減って来ます。1歳頃から3回食になります。食べる量も多ければ、母乳の役割は、免疫と子どもの精神面の安定の保持になります。

  

母乳をいつまで続けたら良いのかと良く聞かれます。子どもの精神面と親の事情との兼ね合いもあるのでいちがいには言えませんが、3歳まで続けると子どもの精神面は満足し、安定するらしいです。また、皮膚刺激や触れ合いが脳の発達にも大切のようです。抱っこやおんぶや添い寝なども赤ちゃんの脳の発達に大切な刺激なのだそうです。



それから、母乳に含まれている乳糖は、虫歯をつくりません。ただし、離乳食を開始し、その食べかすが残っていた場合は、虫歯になります。



<卒乳>      

                                     

私は、三女が1歳半の時、4番目を妊娠しました(出産後6ヶ月で生理が来ていた)。三女は我が家で唯一、母乳で育った子どもです。保育園ではミルクをあまり飲まず保育士さんにはご苦労をおかけしましたが、母乳のお陰で、一番熱を出さず丈夫な子でした。



そんな三女を卒乳(断乳)しなければならなくなりました。吸わせていると子宮が収縮し、新しい命を流産する可能性があるからです。



カットバンを乳頭にはり「ママ痛い痛いになったから、もう飲めなくなったんだよ。」と、説明しました。

「私がやったの?」と、聞かれましたが「違うよ。ママが自分で痛い痛いしたんだよ。」と、言いました。(この場合は、子どものせいにしない事が大切です)



卒乳(断乳)は、昔は乳頭に唐辛子を塗ったり、乳房に顔を書いたりしましたが、今は おっぱい大好きの感情を損なわせる事なく卒乳できるよう配慮する方向で行われます。



アイディアを駆使して、楽しく卒乳なさってください。

 

我が家の三女は、しばらくはおっぱいを触りながら寝ましたが、問題なく卒乳しました。



卒乳(断乳)の時期は、各家庭の事情によって左右されます。基本的には、子どもが満足感を得て止める事に同意し、子どもも親も体調が良い、暖かい気候の時が望ましいです。 





母乳を推進しておられる医師・助産師の皆様は、妊娠中も母乳を飲ませ続けてもそれが流産・早産につながることはないと書いておられます。



実際にはそうなのかもしれません。



しかし、現代は、流早産で入院なさる方が多いです。外来通院でお腹のはり止めを処方されお飲みになっていらっしゃる方も多いことでしょう。



ですから、私としては、安易に、妊娠中も母乳を続けて大丈夫とは言えません。個人差があると思いますので、医師に相談して下さい。

 



三女に1歳半まで飲ませた次の出産後は、おっぱいの痛みが少なく、分泌もスムーズに出て楽でした。母乳を続ける事はこんな利点もあるのだと感じました。 





我が家の残り3人は、生後2ヶ月からミルクです。1人目は職場で搾り続ける自信がなくて計画的に分泌量を減らすよう吸わせる回数を減らし、ミルクに変えました。2人目・4人目は、母乳よりもミルクを好みました。



母乳で育てる方が良いですが、子どもはミルクでも十分立派に育ちます。たとえ母乳が出にくくても、母親として自信を持って育てて下さい。



それから、哺乳瓶でも卒乳はあります。 



離乳食が完了するまではミルクを飲ませます。アレルギーがある場合は、医師に相談してください。



ただ、寝る時は、ミルクによって虫歯をつくる可能性もあるため、麦茶かお湯にした方が良いと思います。 



保健センターなどでの健診では、哺乳瓶を早く止めてほしいと言われますが、哺乳瓶なしで寝かしつけるのはなかなか大変です。



1歳半頃になると、親の説明を理解して、納得してくれるようになります。「そろそろやめようか」「うん」と、自然にやめてくれるのを待つ方が良いと思います。



哺乳瓶を使うとこぼす事がなくて親としては楽でよいのですが、徐々にストロー付きのマグやコップなどに換えていくと良いと思います。



<早産で出産なさったお母さんの場合>



もし万が一、予定日よりもかなり早く出産した場合は、赤ちゃんは抵抗力が弱いので、小児科の先生は、ミルクよりも母乳を使う事を望みます。



出産後、ご自分で定期的に乳頭マッサージや搾乳刺激を行います。例え0.2mlでも分泌し始めたら、赤ちゃんに届けて看護師さんに授乳してもらいます。



赤ちゃんが退院するまで、夜間も定期的に搾乳し、母乳パックに入れて凍らせ、病院に届けます。

赤ちゃんが保育器から出ることができたら、面会の度に直接授乳の練習をしていきます。

母乳☆☆

Posted by familysdream on   0  0

『病院出産が子どもをおかしくする』 奥村紀一著 2008年1月洋泉社発行には、『なるほど』と思うことが書いてあります。





昨日、みのさんの番組では、マンガ家手塚治氏のことを放送していました。

「手塚氏は、戦争体験者なので、世の中が昨日まで善と思っていた事が、一夜にして悪と言われるようになった経験をしている。だから、物事を見るときには本当にこれが善で真実なのかを疑い、そして生涯にわたって、何が真実かを追い求めていたと思われる。」ということを聞きました。



今まで正しいと思っていた事が正しくなかった・・・。戦争のことだけでなく、普段の生活の中でも、時が経てば価値観をかえなければならない事がたくさんあるように思います。



この本には、出産育児について、そのような事が書いてあります。

ここでは、母乳に関する部分について記載したいと思います。



<母性を発現させる育児ホルモン>



育児行為に関連するホルモンはいろいろありますが、代表的なのは、その作用が明確かつ強力な3種類です。これらのホルモンには、別の働きもありますが、下記の行為が育児の要となるものです。



①オキシトシン(愛情ホルモン)…子どもを可愛がり、世話をさせる

②バソプレシン(保護ホルモン)…子どもに注意し、外敵から守らせる

③プロラクチン(母乳ホルモン)…母乳を生産し、育児に専念させる



①オキシトシン

心身の疲れを癒し、ストレスを緩和して、気持ちを安からにする働きもあり、忍耐を要する子育ての進行には不可欠なホルモンです。このホルモンの分泌は、出産時の陣痛に伴って増大し、子どもの世話が必要となる出産後に最大となることが知られており、母乳の射出を促す機能もあります。母乳を吸われる母親の母乳にもこのホルモンが含まれますから、これを飲む赤ちゃんの気持ちも安らかになっていきます。また、このホルモンには記憶力増強の作用もあります。



②バソプレシン

子どもを守るための勇気を持たせます。このホルモンが多く分泌することによって、一夫一婦制が守られるため、両親の協力による安定した子育てには欠かせないホルモンです。母乳育児・添い寝などの伝統的な育児法を続けていれば、順調に分泌され、母親の注意力と記憶力が自然によくなり、明晰な判断力が身につきます。



③プロラクチン

出産が近くなった時期に急激に高まり、分娩直後に必要な初乳の生産を用意します。また、このホルモンはオキシトシンを補助して、母親の関心が子ども中心になるように働くので、母性愛の発現を側面から促進強化します。子育てに追われて自分の好きな事も満足にできない母親にはいろいろストレスがたまりますが、母乳の分泌を促進させるこのホルモンは、これを平然と乗り越える強力な抗ストレス作用を発揮します。母乳で子どもを育てる人は、イライラすることなく、ゆったりと子育てができます。赤ちゃんを抱いておっぱいを吸わせれば幸せな気持ちになり、落ち着いて充実した毎日を送ることができるのです。(ミルク育児の人は、不平不満がたまりやすくなります)



この3種類のホルモンは、さまざまな時期に男女双方に分泌されます。

男性も赤ちゃんを抱っこしたり笑顔を見て癒されるのもこれらのホルモンがより分泌されるからなのですね。o(^-^)o



早産や低体重児などで、直接授乳や母児同室ができない状況にある方は、面会時に赤ちゃんに触れたり抱っこをしたり、搾乳をしたりして、これらのホルモンを高め・維持する必要がありますね。



<母乳育児が母親にもたらす利点>



①乳がん・卵巣がんになる確率が下がる。骨粗しょう症と骨折の危険性が減少する。

②出産前の体型に戻りやすくなる。母乳だけで赤ちゃんを育てている人は、800kcal/日消費するそうです。

心理的に安定した大人になる。育児ホルモンの働きによって自己中心的な志向が薄れ、他人に親切で寛容な心情が養われる。

④金銭的な負担が減る。外出の際にも手間が省ける。



これらの利益は、母乳育児の期間が長いほど大きくなる。(世界的平均2~4歳。6~7歳まで行う地域もある。)



<スキンシップの重要性>



マッサージや指圧をうけると体が楽になり気持ちよくなるのは、適度な皮膚刺激によってオキシトシンの分泌が促され、愛情ホルモンのリラックス効果が発揮されるからです



人間は一生涯のうちにさまざまなスキンシップを体験します。その最初のものが、母親などの保護者によるおんぶや抱っこ、添い寝であり、次が子ども同士のじゃれあい遊びや、スポーツ、男女の交わりへと進みます。スキンシップは成長・学習・親交を促進します。



人間の脳の成長が最も速いのは生後の2年間であり、この時期に脳の神経細胞の連接部(シナプス)が一番盛んに増殖します。この時期に母親を中心とした十分なスキンシップが保証され、オキシトシンが豊富に分泌されていれば、脳細胞をはじめとして全身の成長・発達が順調に進み、親子の愛着と信頼関係はしっかりと確定します。



昔の日本では、3歳頃まで授乳するのは一般的でしたし、おんぶも添い寝も当然でしたから、この時期のありあまるオキシトシンのおかげで、心身ともにすこやかな子どもが巷にあふれ、モースやその他の外国人から「泣き叫んだりぐずったりすることのない世界一よい赤ん坊」と賞賛されていたのです。





「乳離れが早すぎたり、独り寝ばかりさせていると、その触れ合い不足を埋めるために特定のぬいぐるみやタオルなどに執着する現象が見られます。指しゃぶりと同じように、母子接触の欠乏を示唆する反応」であり、

「一般に、子どもが必要とする刺激を全て与えられている原始的な社会では、指吸いや指しゃぶりがめったにないのは興味深い事実である」そうです。



また、母子関係という人生の出発点となる人間関係において、いちばん信頼すべき親を信頼できなかった人は、その後に出会う多くの人々に対しても、疑念と警戒心が先立つこととなり、互いの信頼に基づく温かい人間関係を築きにくくなります。最近の研究では、オキシトシンの分泌が多い人ほど他人を信頼する度合いが高くなり、分泌の少ない人ほど他人を警戒し、信用しない傾向が強まるわかりました。



ですから、出生直後から母乳と添い寝で育てられた子どもは、母乳に含まれたオキシトシンを吸収し、さらに昼夜のスキンシップから十分なオキシトシンの分泌が保証されますから、それだけでも人間に対する信頼の基盤はしっかりと構築されることになるのです。



<なぜアレルギー体質が増えたのか>



戦前の日本人にはアレルギー患者は少なく、1950年の調査でも100人に1人以下でした。それまでのアレルギーといえば、青みの魚(サバなど)を食べて蕁麻疹になるくらいでした。

それが、今や国民の3人に1人という異常な率になり、幼児では2人に1人という割合に近づきつつあります。



アレルギーというのは、外部から入ってきた異物に対して免疫系が過剰反応を起こす現象です。免疫系は外部の敵に対する体の防衛システムであり、細菌やウイルスが進入してくると、これに抵抗する抗体をつくって攻撃するわけですが、このシステムに異常が生じると、無害なものにまで抗体をつくって攻撃するという現象が現れます。この種の体質になると、卵・牛乳その他いろいろな食品に対して湿疹などのアレルギー反応を示したり、花粉やハウスダストで鼻炎や喘息を起こしたりしやすくなるのです。



アレルギーになる人は、人生のある段階で免疫系に障害が生じたわけです。



ミルク保育の欠点は、母乳に含まれた免疫物質を摂取できないことに加えて、まだ消化器官が十分発達していない新生児の段階で、母乳以外のものが体内に入ることが大問題なのです。少なくとも生後8ヶ月前後までは、母乳以外のものを消化吸収できるほど成熟していません。乳児の腸は、入ってきた食物を未消化の状態で吸収するので、その時期に乳製品や卵が入ってくると、それを異物と認識した免疫系が抗体をつくってしまいます。こうして乳児は、ミルク保育や早期の離乳食によって1歳にもならないうちにアレルギーの種をまかれてしまいます。



その一方で、アレルギーにならないように母乳だけで育てられた赤ちゃんが、生後まもないうちにアトピーになる例があります。これは、誕生する前の胎児の段階でアレルギー体質になっていたからです。



「胎児は妊娠8ヶ月には免疫グロブリンEの抗体をつくることができます。ですから、母親がアレルゲンとなりやすい食品を大量に食べると、その一部は母親の血液から胎盤を通して胎児の血液中へと移行して、胎児に抗体をつくらせてしまう可能性があるわけです。」『アレルギーの話』矢田純一氏1985年岩波新書発行



さらに、授乳中のお母さんも注意が必要です。母乳中に含まれたアレルゲンが赤ちゃんの体内に移行して、赤ちゃんの肝臓や脾臓で異種蛋白に対する抗体がつくられてしまうからです。



ミルクと離乳食がまいたアレルギーの種をさらに拡大・促進したのは、抗生物質の開発と大量生産・乱用でした。自己治癒力を虚弱にし、免疫系の未熟な人間を増産することになったのです。



その他の面でも、アレルギー体質を増す理由はいくつもあります。ディーゼル車の排気ガスに含まれる微粒子(DPE)、着色料その他の食品添加物、肉・卵・牛乳を常用する洋食なども、抗体を確実に過剰生産させる方向性を持っています。冷暖房を完備した通気性のよくない住宅は、ダニを大繁殖させる温床になっています。



東京都がディーゼル車の代表であるトラックの乗り入れを規制し、排ガス微粒子の除去装置を義務づけたのは、タバコの害と同じように、排ガス微粒子の害を証明するデータがそろっているからなのです。



日本は国土が狭いのにトラックが多すぎます。車の保有台数は、1位アメリカ、2位日本、3位ドイツ。日本とドイツを比べると、乗用車2割り弱多い(5000万台と4000万台)だけですが、トラックは5倍も多いのです。(1900万台と370万台)さらに日本は、国土面積あたりの道路延長が世界1なのですから、狭い国土のすみずみまで大量のディーゼル排ガスが振りまかれ、花粉症が国民病になる下地が出来上がっていたといえます。



<アレルギー体質を克服するために>



主要な原因がはっきりすれば、これを除去することによって体質改善は可能になります。原因になりうる生活全ての面を徐々に適切に改めていけば、アレルギーがまれな社会を再現することも決して夢ではないはずです。そうした動きはすでに始まっています。例えば米国小児科学会では、母乳育児を推進しています。



あとは自分でやることです。みんながそうしていなくても、自分が始めればいいのです。自分自身と子どもの健康のために、できることから1つ1つやっていきましょう。



<脳の構造に影響を与える魚の油>



驚くべきことに脳細胞の3分の2は、魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)という必須脂肪酸から構成されています。だから、妊婦の魚摂取量が多いと、胎児の脳の発育が良くなり、児の脳の重量も増え、これが出生体重の増加をもたらすわけです。

2007年2月『The Lancet』誌に発表された「妊娠中の魚類摂取と子どもの脳の発達(エイボン親子長期調査研究・英国)」では、妊娠中に週340g以上魚を食べていた妊婦さんの方が、8年後のその子ども達の社会性やコミュニケーション、情緒や行動その他の安定性、知能テストなどにおいて一番成績が良く、悪かったのは全く魚を食べなかったグループのという結果がでたそうです。「これらの結果は、魚介類に含まれている汚染物質の害よりも、食べずに失う栄養分の損失の方が大きい事を示している」と報告されています。



日本では、2005年厚生労働省が、クジラ・イルカ・サメ・黒マグロなどの大型魚類について食べ過ぎないように注意を促しています。



脳細胞に必要なDHAなどの脂肪酸を多く含んでいるのは、イワシ、サバ、サンマ、ブリ、二シン、アジ、その他の青みの大衆魚ですから、これらの魚を食べる機会を増やすのが賢明なのです。(ツナ缶には黒マグロなどの高級魚は入っていないので安全と考えられるそうです。)



また、母乳で育った子どもの方が知能テストの結果が良かったという報告もあります。お母さんが魚を食べ、母乳を与える期間が長いほど、その子どもの脳はよく発達すると言えます。



ミルクにもDHAなどが添加されていますが、「母乳のものとは構造が違っていて、吸収もされにくい」ということが、『よくわかる母乳育児』水野克己氏他著 2007年9月へるす出版発行に記載されています。



胎児の脳も、乳児の脳も、児童の脳もこの必須脂肪酸がないとその潜在能力を最大限に発揮できません。妊娠中から育児中の女性、子どものいる家庭では、魚を食卓にのせる機会を増やすべきでしょう。



また、野菜も脳の発育に大きな役割を果たしています。野菜や海藻には、α‐リノレン酸という脂肪酸が含まれています。これは体内に摂取されるとDHAやEPAに転換されます。穀類の胚芽にもα‐リノレン酸が含まれています。



魚・海藻・野菜・雑穀まじりの米を主体とする和食は、脳の育成に最適なのです。また、これらの必須脂肪酸は、記憶力と学習能力を高めるという調査結果も米国にあります。



魚を食べている人の血液はさらさらしていますが、肉などの脂肪を多く食べている人の血液はドロドロして血流が流れにくい状態になっています。学習能力を高めるには、脳の血のめぐりを良くする必要があります。



血流を良くし、脳に良い脂肪…魚の油・オリーブ油・亜麻仁油・しそ油・くるみ油など。



母乳には、細菌などの感染から赤ちゃんを守るだけの免疫だけでなく、もっと多くの機能や効果があることが分かって来ました。早産で出産したお母さんの母乳の成分は、早産のその週数に応じた赤ちゃんに必要な成分の母乳が分泌されるそうです。例えばビタミンAやEなどが多くふくまれており、これらは未熟児網膜症や慢性肺疾患を予防する効果があるそうです。児の免疫反応を高める亜鉛や他の成分も正期産児の母乳より多く含まれているそうです。DNAも2倍多く含まれ、この違いは6ヶ月間続くそうです。母乳は、その生まれた赤ちゃんの状況に合わせてオーダーメイドされているようですね。



正期産児の母乳の初乳と成乳の違いは、成分の濃度の違いがいくつかあることで(含まれる量は減るかもしれないが)、構成されている成分に違いはないようです。ですから、初乳だけ与えたら良いという訳ではなくて、与え続けられることが大切のようですね。



また、母乳の全成分はまだ完全に解明されているわけではないようです。ですから、人間の赤ちゃんにとって母乳よりも最適なものはなく、母乳が見直され推進されはじめた理由もここにあるようです。





おでびびはうす♪←アレルギーと母乳について詳しく書いてあります。



日本小児科学会栄養委員会「母乳の話」







さて、この本の題名は『病院出産が子どもをおかしくする』です。興味がある方はお読み下さいね。

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